前年比4%の売上増を達成
保護梱包のスペシャリストStoropackは、2016年を売上増で締めくくりました。メッツィンゲンに本社を置くこの企業グループはこの年、2,513名の従業員で4億3,400万ユーロの総売上を記録しました。これは、前年に比べて1,800万ユーロの増大、比率にして4%、為替の影響を考慮すると5%の成長に相当します。Storopackは、モールディングおよびパッキングの両部門でフレキシブルに対応し、オーダーメイド型の保護梱包のノウハウ、梱包ラインおよび作業現場でのコンセプト、さまざまな業界に向けたテクニカル・モールディングを開発しています。
Storopackの社長Hermann Reichenecker(ヘルマン・ライヒェンエッカー)は、「成長経路を継続できた前年度の事業発展には、とても満足しています。とりわけ工業国全体で、梱包発送される商品が増加しました。これは、当社の事業推移にプラスの影響を及ぼしていますが、当社は市場よりもさらに急速な成長を遂げています」と述べています。地域別で見るとヨーロッパと北米が総売上の約85%を占めています。前年度、北米と南米でそれぞれ8.5%と8.8%の最大の売上増を記録しました。
新拠点オーストラリア
2016年初頭、Storopackは、シドニーのセブン・ヒルズに本社を置く、オーストラリアにおける長年の販売パートナーIntellipack Asia Pacific Pty Ltd. (Intellipack)の株式を100%取得し、オセアニア地域で初めてとなる拠点を開設しました。Intellipackは、それ以来、Storopack Australia Pty Ltd.と社名を変更しましたが、以前はStoropackの製品シリーズであるAIRplus® およびPAPERplus® のオーストラリアおよびニュージーランドでの販売で功績があり、統合型の梱包システムを開発していました。「この企業を取得したことは、当社にとって重要なステップです。なぜなら、これにより、アジア・太平洋地域の市場において存在感を拡大し、今や同地域のお客様に近づいたからです。現地に有能な問い合わせ先をを持ったということは、言うまでもありません」とHermann Reicheneckerは語っています。現在、Storopackは合計で18ヶ国に64の拠点を有しています。
顧客ニーズにフォーカス
Storopackは、今年度もこれまでの成長を可能にしてきたコンセプトに従っています。Hermann Reicheneckerは、「当社の成功の秘訣は、当社が一貫して顧客のニーズに対応してきたということに外なりません。当社のAIRplus® ラップ・フォイルといった製品に関する新情報であれ、梱包ラインや梱包作業場コンセプトの開発であれ、パッキング部門ではお客様の保護梱包プロセス全体にフォーカスをあて、生産性における継続的最適化を進めてまいります。モールディング部門では、確固たる業界知識のサポートをさらに改善すべく、既に2015年に、お客様の産業分野への特化を開始しています。当社はこの道をさらに先へと進んでまいります」と述べています。